1. 日本最北端の島に美しい姿を見せる標高1,721mの独立峰、利尻山。別名「利尻富士」とも呼ばれ、日本百名山では北の秀峰として一番目に数えられています。アイヌ語の「リ・シリ（高い島山）」が語源であり、その特徴的な山容が名前の由来となっています。多くの登山者を魅了する利尻山は、周りにさえぎるものが何もないため、頂上からは360度の大パノラマが広がり、その景色を存分に楽しむことができます。
2. 利尻島、礼文島は高緯度に位置しており、本州では2,000m以上の山岳地帯でないと見られない希少な高山植物を海抜0mから見ることができます。リシリアザミ、レブンソウなど利尻、礼文の名前が付いた、特有の固有種も見ることができます。 また島の魅力は景色の美しさだけではありません。暖流と寒流が交差し、利尻山から流れ込む水の恵みを受けた、昆布やウニを代表する最北の海の幸も楽しみましょう。
3. 本イベントでは天候が安定している8月下旬に登頂を目指します。2日目、3日目のいずれかの天候の良い日に利尻山登頂を目指します。利尻山へ登頂しない日は礼文島へ渡り、高山植物の中を利尻山を眺めながら歩きます。天候によっては登頂できない場合がございます。また、イベントの開催決定は2週間前となり、催行人数未満や、直前に天候を理由に中止となった場合でも飛行機などのキャンセル料はお客様の自己負担となります。予めご了承ください。
4. 利尻山登山は、標高差1500m、上り5～6時間下り4～5時間、登山時間休憩を含めて11～12時間になります。十分に水分補給ができるよう、2リットル以上の水を携行できるようにご準備ください。気象状況によっては真夏でも１０度以下になりますのでダウンやフリースなどの防寒着を必ずご用意ください。また、利尻礼文サロベツ国立公園では、「利尻ルール」である、携帯トイレの使用、ストックへのキャップの装着　植生保護（登山道から外れない）の順守をお願いいたします。
5. このイベントにはモンベルスタッフは同行いたしません。予定ガイド：鳥羽晃一（とばこういち）1970年、千葉県成田市（旧大栄町）生まれ。立正大探検部に所属し、南アルプスなど山岳縦走に夢中になる。96年に札幌へ移住し、自然体験学習などを行うＮＰＯ法人ねおす（札幌）でガイドを務め、2005年に東川町へ移住。日本山岳ガイド協会公認登山ガイド。

イベント基本情報

イベントスタッフより